はじめに
今回紹介するSD三国創傑伝は、
「劉備ユニコーンガンダム 」です。
キットはガンダムベース限定で
2019年03月発売。定価600円(税抜)。
私のガンプラ製作のメインは1/144HGです。
しかしHGの簡単フィニッシュと言えども、その作業時間の大半は
ゲート跡、合わせ目、パーティングライン処理のための
ヤスリ掛け作業となってしまっています。
このヤスリ作業を省き、たまには塗装だけでガンプラを楽しみたいと
考えていたところに、私が在住している福岡にもガンダムベースが
オープンしました。
前々から気になっていたガンダムベース限定販売のSD三国創傑伝シリーズに、
今回コレだとばかりに白羽の矢を立てた訳であります。
SDガンダムの部分塗装のみの製作とはいえ、塗装箇所はかなり多いです。
並べて飾る上でキット間の色味や質感に共通性は持たせたいですし、
何より、充実したこのシリーズのキットを飽きず気長に作り続けたい。
そのため下記の製作ルールを設けました。
・ヤスリ作業は極力ゼロに
・面積が広く塗膜強度が必要そうな金色のパーツは、
ランナー状態からラッカースプレー
・部分塗装はリニューアルされて評判が良くなった水性ホビーカラー
・クリアパーツとメタリック塗装を活かすため、仕上げは光沢でクリアコート
・細かいところは気にしすぎない
このルールを踏まえて簡単フィニッシュで製作した、シリーズ主人公である
劉備ユニコーンガンダムを今回紹介いたします。
素立ち総観
小説「三国志演義」において前半の主人公といえる蜀の初代皇帝・劉備玄徳と
ユニコーンガンダムがモチーフとなっています。
創傑伝のキットはSDガンダムとしてはかなり高めの等身となっていて、
劉備ユニコーンは頭のちょんまげがある分、その中でも
特に縦に伸びているイメージ。
ユニコーンのフルサイコフレームを模した、全身に散りばめられた
赤いクリアパーツが特徴的。
付属品
創傑伝には「メモリ」というパーツが付属しているキットがあり、
劉備には「ドラゴンメモリ」が付属。
メモリは左腕のデバイスに装着が可能。
劉備のメイン武器「龍弾破刃」。銃と剣に瞬時に切り換えが可能な銃剣。
これは刃とグリップを伸ばしたブレードモード。
そして刃とグリップを折り畳んだガンモード。
銃撃の直後に斬撃を放ち、敵に同時に命中させる「龍破斬」という
必殺技があるとのこと。
塗装
・ゴールド:
ランナー状態のままMr.カラースプレーのゴールド、その上から
Mr.カラースプレーのクリアイエローを吹いて塗装。
ゲート跡のリタッチと部分塗装はMr.カラー瓶タイプのゴールドと
クリアイエローで筆塗り。
・ホワイト:
アクリジョンベースカラーホワイトの上から水性ホビーカラーのホワイト。
・メタリックレッド:
水性ホビーカラーのメタリックレッド。
・グレー:
水性ホビーカラーのグレー。
・ブラック:
水性ホビーカラーのミッドナイトブルー。
・スミ入れ:
タミヤエナメルカラーのブラック。
・オーバーコート:
Mr.スーパークリアーの光沢。
ステッカーは額センサーと瞳の部分のみ使用。
肩アーマーのゴールドや足の甲のホワイトは必須塗装箇所だと思います。
武器の色分けがいらなかったのが楽な部分でした。
キット比較
BB戦士SD三国伝の劉備ガンダム(素組み)と比較。
三国伝は2.5等身、創傑伝は3等身で、バランスがかなり異なります。
共通の特徴である後頭部のちょんまげが目を惹きます。
三国志演義的には、三国伝の二刀流の方が武器設定については忠実なようです。
久しぶりに三国伝の劉備を触りましたが、現在でも通用する出来の良さでした。
三国伝シリーズも多く揃えていたので、今後機会があれば
きちんと塗装して紹介していきたいです。
連動ギミック
同シリーズの「関羽雲長νガンダム」と「張飛ゴッドガンダム」のパーツを
龍弾破刃に合体させることが可能。
「蒼炎激龍破」という超必殺技が撃てるそうです。
三国伝での三位一体と同じようなキット連動ギミックですね。
ドラゴンフェイスがいい感じです。
ポージング
おわりに
私は過去作のSD三国伝シリーズが大好きだったので、
三国創傑伝が発表された際、あまりいい印象を持ちませんでした。
理由は、さらなる高頭身化と派手目のデザイン、演者がガンダムばかり、
製造が日本ではなくしかも販売はガンダムベース限定、と様々。
しかし怒涛のように毎月増えていくラインナップに次第に興味を
持ちはじめていたところに、地元福岡でガンダムベースがオープン。
通い詰めること複数回、シリーズほぼ全てのキットを購入しました。
今回初めて創傑伝のキットを製作してみましたが、
10年程前の三国伝も出来のよいキットが多かったのに
色分けがさらに進化していることにまず驚かされました。
ヒザが動くようになり可動域も増えています。
ただし関節パーツがポリキャップではなくKPSなため、
スムーズさが犠牲となって若干動かしにくさを感じました。
劉備ユニコーンガンダムは主人公ガンダムとしてのシンプルな構成と、
演者モチーフのユニコーンガンダムの特徴をよく再現した全身の
隙間から見えるクリアパーツがカッコいいキットとなっています。
実は関羽、張飛と同時進行で製作を進めていましたが
3体の中では作りやすさは1番でしたね。
私のように可能な限り設定色を再現しようとすると、
これホントに簡単フィニッシュなのか?と疑問を持つくらい
塗装面積と細かい色分け作業が多い三国創傑伝シリーズのキットですが、
素組みでも満足度は相当高めのクオリティだと思います。
さらに塗装を頑張った分、お気に入り度は数倍になりました。
ご興味のある方には、是非ガンダムベースに足を運んだ際に
手に取ってみてほしいオススメのシリーズです。
ではでは。
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