はじめに
今回紹介するROBOT魂は、
<SIDE KMF>ヴィンセント初期量産試作型です。
2010年08月発売。定価3,800円(税抜)。
ヴィンセント初期量産試作型は、TVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」に
登場するナイトメアフレーム(KMF)。
圧倒的な性能を見せたランスロットを量産するために開発された試作機。
機密情報部のロロ・ランペルージに貸与されていた機体で、彼がルルーシュに
寝返ったため、そのまま黒の騎士団所属機となり飛翔滑走翼を装備。
その後、正式な量産機としてヴィンセント・ウォードがブリタニア軍で配備されました。
<SIDE KMF>シリーズでリリースされたロロが駆る金色の機体、
ヴィンセント初期量産試作型をレビューいたします。
本体
ヴィンセント初期量産試作型の本体。
ランスロットの系譜らしく、細身でヒロイックな体形。
全身の金色は塗装で再現されています。
残念なことに、自分の所有している物は肩部とソール部分の
レッドメタリックが退色しておりました。
脚部のランドスピナーはボールジョイントで展開可能。
ヴィンセントの特徴の一つである肩アーマー内のランドスピナーは
再現されていませんでした。
コクピットブロックは後方のハッチが開閉、シートがせり出せます。
コクピットの底にスタンドホールあり。
付属品
手首は本体付属の貫き手左右の他、握り手、武器持ち手、平手の左右が付属。
IAOランスロットの手首より造形の精度が格段に進化していました。
肩部ファクトスフィアの差し替えパーツ。
パーツを差し替えて、ファクトスフィア展開を再現できます。
腰部スラッシュハーケンの射出状態再現パーツと、
造形の異なるハーケン収納腰部パーツが1対ずつ付属。
通常の腰部パーツ。
付属の腰部パーツ。
ランスタイプのMVSが1対と、連結状態を再現できる柄のパーツが付属。
飛翔滑走翼ユニットパーツ。
可動範囲
可動範囲はかなり優秀です。こちらもIAOランスロットからの進化が窺えます。
コクピット左右のMVS収納用パーツも根本がボールジョイントなので
可動の妨げにはなりません。
武装
ひじ裏のパーツを起こすことで、ニードルブレイザー使用ポーズが取れます。
エフェクトパーツ等はありません。
腰部スラッシュハーケン射出状態。
左右射出状態。
背中のMVS収納用パーツから収納状態のMVSを取り外し、
展開状態のMVSを手に持たせます。
MVS二刀流も可能。
2本の柄パーツを取り外し、
連結用柄パーツを使用することにより、
MVS連結モードを再現できます。
コクピットブロックに飛翔滑走翼ユニットパーツを上下で挟み、
可動タイプの可翔翼を取り付けることで、飛翔滑走翼装備状態にできます。
可翔翼を折り畳んだ状態。
可翔翼をX字に開いた状態。
機体比較
量産試作のベースとなったという設定のランスロット(IAO版)と比較。
ランスロットより細身となり、スタイルがかなり良くなっています。
ポージング
おわりに
ロロのヴィンセントは、R2序盤で圧倒的な戦闘力を持つ強敵として
1期のランスロットを再現したような機体でした。
しかし、味方になってからは絶対停止のギアスが強すぎたのか
ほぼ戦闘には参加せず、ギアスの効かないV.V.戦が
最後の出番となってしまったのが残念でした。
ヴィンセントは一見かっこ良さげなデザインなんですが、
全身金色のカラーリングと
搭乗するロロがヘイトを集める役回りのキャラだったので、
そこまで好きになれない機体でした。
ただ、ブリタニア製のヴィンセントに飛翔滑走翼はとても似合っているので
そこは気に入っているポイントです。
売れ残りの常連だったメカニックコレクションに飛翔滑走翼が付属していれば、
もう少し売れていたかもしれませんね。
今回のROBOT魂ヴィンセント初期量産試作型は、シリーズでも割と後期に
発売されているため、そのクオリティはかなり高いものとなっています。
特筆すべきは全身の金色が綺麗な塗装となっていることと、
細身ながら可動範囲が広いことです。
マイナスポイントはよく動く分、関節が緩めな点。
また、個体差だと思いますが、可動タイプの可翔翼がキツめで
破損の可能性があることです。
実際に私は片側の羽を2枚とも折っちゃいました( ; ; )
ではでは。
ヴィンセント指揮官専用型のレビューはこちらです。
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