はじめに
今回紹介するROBOT魂は、
<SIDE KMF> ヴィンセント指揮官専用型です。
プレミアムバンダイ魂ウェブ商店限定。
20011年1月発売。定価3,800円(税抜)。
ヴィンセント指揮官専用型は、TVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」に
登場するナイトメアフレーム(KMF)。
ランスロットの量産試作機であるヴィンセントの指揮官専用機で
ロロが使用した初期試作型の金色に対して、こちらは銀色を基調とし、
通信能力の向上とフロートユニットを搭載。
ギルフォードを始めとした精鋭に少数配備されており、同型機として
ピンクのグラウサム・ヴァルキリエ隊機、
グリーンのロイヤルガード機が存在しています。
<SIDE KMF>シリーズで限定発売されたギルフォードが駆る銀色の機体、
ヴィンセント指揮官専用型をレビューいたします。
本体
ヴィンセント指揮官専用型の本体。
初期量産試作型と同じく全身のシルバーとメタリックパープルは塗装で再現。
落ち着いた配色となり、より高貴な雰囲気が出ています。
ランドスピナーは足首へのボールジョイント接続でフレキシブルに展開。
ヴィンセントの特徴である肩アーマー内ランドスピナーは再現されていません。
背面のコクピットハッチが展開しシートがせり出します。
コクピットブロック下部にスタンドホールがあり、
アクションベースに対応可能。
付属品
手首は本体付属の平手の他、6種が付属。
造形のクオリティは高いです。
肩部ファクトスフィア展開用再現パーツ。
両肩のパーツと差し替えます。
初期量産試作型では3色できちんと塗り分けられていましたが、
今回は成型色のままで塗り分けは無し。
リード線を使用した腰部スラッシュハーケン射出状態再現パーツと
造形の異なるハーケン収納パーツが左右1対ずつ付属。
本体に装着されている通常の腰部パーツ。
別造形の腰部パーツ。
展開状態のランスタイプMVSが1対と、連結状態用の柄パーツが付属。
刀身の塗装は初期量産試作型はメタリックレッドでしたが
こちらはオレンジでした。
金色の初期量産試作型には飛翔滑走翼でしたが、銀色の指揮官専用型には
フロートユニットが付属しています。
今回きちんと色分けがされていました。
可動範囲
胴体の捻りが可能で可動範囲はかなり優秀。
ただし可動箇所が多い分関節は緩めで、キチっとポーズを保持するのが困難です。
武装
ひじ裏のパーツを起こすことで、ニードルブレイザー使用ポーズが再現できます。
スラッシュハーケン射出状態パーツを取り付け。
左右同時射出も可能。
背面の収納状態MVSパーツを取り外して、展開状態のMVSを持たせます。
連結用柄パーツと差し替えてMVS連結モードも再現できます。
こういう風に持たせると、どことなくテッ〇マンブレードっぽく見えますね。
肩のファクトスフィアを展開すればボ〇テッカにも見えなくもないです。
コクピットブロックにフロートユニットを装着。
ランスロット・コンクエスターのフロートをそのまま流用しているのか
センターユニットの形状が若干合わず、カッチリとは付けれませんでした。
それでも外れやすいということはないです。
ウイングユニットを展開。
機体比較
ヴィンセント初期量産試作型と比較。
本体形状は同じ。ですがカラーリングは
今回の指揮官型の方が個人的には圧倒的にカッコいいと思います。
背中のフロートユニットで言えば、飛翔滑走翼の方が
収納状態がコンパクトでよいですね(右側の翼が折れちゃってますが…T_T)。
ギルフォードが1期で駆ったグロースター(ギルフォード機)と。
どちらの機体もクールなギルフォードのイメージに合っていると思います。
ちなみにヴィンセントが劇中で装備していたアサルトライフルについては、
グロースター付属の物を持たせようとしましたが、手首が小さく
グリップ深く持つことができませんでした。
ポージング
おわりに
ヴィンセントはメカニックコレクションのプラモデルが
ずっと棚の守護神だったので、不憫なイメージです。
出来は良さげだったので、せめてエアキャバルリー流用のフロートユニットが
付属するだけでも購買意欲はグンと上がったのでしょうが。
劇中ではやはり因縁ある藤堂との死闘が見たかったです。
OPでは斬月と激突するカッコいいカットがあっただけに残念でした。
今回のROBOT魂ヴィンセント指揮官専用型は、
ウェブ限定品となってしまいましたが、割と後発のリリースだったため
フロートユニット付きで、商品としてロロ機ときちんと差別化がされており
満足度は高めです。劇中装備していたアサルトライフルさえ
付属していれば完璧な商品構成だったと思います。
銀色の塗装も綺麗で可動範囲も広く、メカニックコレクションの汚名を
多少なりとも晴らすことができたのではないでしょうか。
ではでは。
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