はじめに
今回紹介するROBOT魂は、<SIDE RV>
バイファムです。
2014年02月発売。定価5,000円(税抜)。
バイファムはTVアニメ「銀河漂流バイファム」で
メイン主人公のロディ・シャッフルが主に搭乗する
主役メカ。地球軍の主力ラウンドバーニアン(RV)で
高い運動性能を持ち、部隊のリーダー機として使用される。
ロディが愛機とする7番機はジェイナス号の主戦力として、
宇宙で孤立する子供逹13人を最後まで守り抜きました。
専用のスリングパニアーをバックパックと換装することにより
大気圏内飛行も可能となります。
2016年01月に実質再販のツインムーバー装備版が
発売されたROBOT魂バイファムですが、今回は
ツインムーバーの付属しない初版バージョンのレビューです。
本体
バイファム本体。アニメや設定画そのままの
スタイリングが再現されています。
頭部のアンテナは軟質で折れにくくなっています。
コクピットハッチが開閉可能。
バックパックの下部を跳ね上げることができ
背面からポッドを格納可能。
バックパック自体はスリングパニアー換装のため
取り外しが可能ですが、ポロポロと外れやすいです。
肩のバーニア部独立回転機構を再現。
付属品
手首は握り拳の他に7個付属。
コクピット兼脱出用小型宇宙艇・ポッド。
本体収納用とランディングギアが展開されたものの
2種類が付属。
本体収納用ポッドを背面から格納。
ビームガンと盾。
飛行用装備スリングパニアー。
その他、スタンド用アタッチメントが2種と
硬質の予備アンテナが付属。
股下用のアタッチメント。
尻用のアタッチメントを取り付ける際は
尻のカバーを取り外す必要があります。
可動範囲
首はそこそこ見上げられます。
肩関節は引き出し式でかなりの可動範囲があり、
ビームガンの両手持ちが余裕。
肘関節は特殊な構造をしており、
90度以上の可動範囲と
いわゆるガワラ曲げが少しだけ再現可能です。
股関節も引き出し式で、もも上げは得意です。
片膝立ちも余裕でこなします。
ただし開脚幅と接地性は低めです。
武装
唯一の火器であるビームガン。
サブグリップが可動し、両手持ちが可能。
砲身部ごと回転できます。
バックパックを取り外し、スリングパニアーを装着。
胸部にも装甲が追加されます。
左右のエンジンユニットを跳ね上げた状態。
アーム部分が伸びるため、肩に干渉することはありません。
翼を展開。
ミューラァ駆るデュラッヘとの闘いで必要性を感じ、
ジェイナス号のハッチから切り出して作製した盾。
設定通り前腕と手首グリップの2点で固定。
機体比較
ROBOT魂<SIDE MS>のエールストライクガンダムと並べて。
バイファムの方は1/144スケール相当で、
ストライクは若干小さめのスケールとなっているようです。
ポージング
おわりに
銀河漂流バイファムは、バイファム13を学生時代に
チラ見したことがありましたが、本編をきちんと
鑑賞したのは社会人になってからでした。
戦闘シーンよりも、ドラマパートやキャラクター描写が細かく、
13人のイキイキとした生活感溢れる艦内シーンの方が
印象に残っている作品です。
ロディがバイファムに乗って戦闘するようになるのも
2クール目以降からと、ロボットアニメの主役ロボとしては
かなり遅めです。ただ、戦闘パートでも
RVの名前通り複数のバーニアを使用した細かい姿勢制御や、
生身の人間対敵ARVなど、見所も多くあります。
主人公のロディと主役ロボのバイファムが、
どちらも別段特別な存在でないところも逆にいいですね。
バイファムの見た目も、量産機然とした野暮ったさがあるのに
作品内ではヒーロー性を感じることができる
絶妙なデザインだと思います。
待望のROBOT魂版バイファムでしたが、引き出し式関節等で
デザインによる可動制限もほとんど無く、よく動きます。
番組後半から登場したスリングパニアーとシールドもセットされ、
まさに決定版と言える完成度ではないでしょうか。
ではでは。
ネオファム、トゥランファムのレビューはこちらです。
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