はじめに
今回紹介するROBOT魂は、
<SIDE KMF> ギャラハッドです。
ホビージャパン誌上通販限定で2010年01月発売。
定価8,500円+送料手数料1,000円。
ギャラハッドは、TVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」に
登場するナイトメアフレーム(KMF)。
ブリタニア最強の騎士であるナイトオブワン、
ビスマルク・ヴァインシュタインの専用機。
ガウェインに連なる開発系譜を持つ大型機で、その機体全高よりも長大な
剛剣エクスカリバーはいかなる敵をもなぎ払う。
第8世代相当KMFの中でも最高峰の性能を誇り、ビスマルクの技量と
未来が視えるギアス能力と相まって、第9世代KMFである
ランスロット・アルビオンと互角以上に渡り合いました。
誌上通販限定という珍しい形で販売されたナイトオブラウンズ最強のKMF、
ギャラハッドをレビューいたします。
本体
ギャラハッド本体。
ROBOT魂初期の傑作、ガウェインの金型を流用した大型でガッシリとした体形。
エクスカリバーの鞘兼、フロート兼、ランドスピナー機能を兼ねる、
背中に背負った巨大な十字架が一際目を惹くデザインです。
若干頭部が大きく等身が低めに見えます。
かかとのランドスピナーは展開ギミックは無いものの、ホイールは
すべてコロコロ回転します。
鞘底のホイールももちろん回転します。
背面のフロート兼鞘に、収納用エクスカリバーパーツを格納できます。
なお、本当は鞘の中心辺りが折れ曲がり
エクスカリバーの柄が頭上にポジションするようなギミックがあるのですが、
〇で囲んだ可動箇所が左右とも破損してしまい、
そのギミックができなくなってしまいました…悲しい(´;ω;`)。
スラッシュハーケン、コクピットハッチ開閉ギミックなどは無し。
また、アクションベース対応のスタンドホールもありませんでした。
重量があり、劇中ではほぼ空中戦しかしていなかったので
何かしらスタンド対応オプションは欲しかったところ。
付属品
本体付属の握り手の他に左右平手と、
エクスカリバー引き抜き途中などで使用できる半開きの右手首、
エクスカリバーをしっかりとダボで保持できる持ち手用の右手首が付属。
ガウェイン同様、ギャラハッドにも指先スラッシュハーケンは再現
されませんでした。
本品、唯一の武装であるエクスカリバーは
本体全長を超える長さが再現されたものと、鞘格納用に刃が半分までのものの2本が付属。
格納用の剣は半開き右手首を組み合わせて、抜刀途中のポーズが再現できます。
可動範囲
元になったガウェイン自体が可動箇所があまり無く、背中の鞘もまったく可動しないので
干渉が多く、思った通りのポージングをさせるのは絶望的かもしれません。
肩や二の腕の保持力も弱く、エクスカリバーを片手で支えるのも高難易度です。
武装
長い方のエクスカリバーには柄部にダボ穴が開いており、持ち手のダボをはめ込むことで
手首ではしっかりとエクスカリバーを掴めます。
ただし、片手だけでは肩の付け根と二の腕の可動部が剣の重さに負けてしまいます。
両手で支えてなんとか保持は可能。
機体比較
ベースとなったガウェインと比較。
頭部、肩、背負い物の違いと明暗が逆転したカラーリングによって
パッと見では流用されているとは気付かないほど印象が変わっています。
ベースは同じなのですが、実際に両方を触るとギャラハッドは扱いづらく、
ガウェインの安定感と出来のよさが際立ちます。
ナイトオブラウンズ機と並べて。
これだけ大きいと、キワモノ達の中でも存在感はバッチリです。
ポージング
おわりに
ナイトオブワンを目指すR2のスザクにとって、ビスマルクはいずれ超えるべき
立ち位置のキャラクターでした。
終盤、スザクは新皇帝のもとでナイトオブゼロとなったため
ワンを目指す意味合いは薄れましたが、
ゼロレクイエムを阻むスザクの超えるべき強敵として、
変わらずその立ち位置と役割をビスマルクはまっとうしていました。
ギャラハッド自体は、ガウェインを元にすることで
大型機という特別感も加わり、
強敵さが一目でわかるデザインになっていると思います。
背中の十字架を模した巨大な剣は、ワンピースの鷹の目のミホークを連想してしまいます。
こちらも最強クラスの強敵というイメージですね。
今回のROBOT魂ギャラハッドはガウェインを流用して商品化されました。
ベースとなった後方砲撃機のガウェインとは対照的に、近接戦闘機として
巨大なエクスカリバーを用いたポージングがいかに決まるかが
ギャラハッドの立体化のポイントだったと思います。
残念ながらガウェインの関節構造もそのまま流用されたため、
劇中のポージングはほぼ取れない仕様となってしまいました。
さらに背中の鞘部が破損しやすいという弱点もありましたので
中古品を購入しようと思っている方は注意して下さい。
マイナスポイントが多く存在したROBOT魂ギャラハッドでしたが、
他機と並べた際の大型機としての存在感は非常に高く、ガシガシ動かすよりも
力強く立たせておく方が魅力を発揮できる商品ではないでしょうか。
ではでは。
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