はじめに
今回紹介するROBOT魂は、
<SIDE KMF>暁 & 暁可翔の2セットです。
2009年08月発売。定価各3,200円(税抜)。
暁 & 暁可翔は、TVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュR2」に
登場するナイトメアフレーム(KMF)。
月下の後継機としてブラックリベリオン後に黒の騎士団の主戦力として
開発された暁は、ベースとなった月下を総合的に上回る高性能量産機。
中華連邦亡命後に実践投入され、その後飛翔滑走翼を装備した
暁可翔へと全機が換装されました。
玉城を始めとした黒の騎士団戦闘員が主に搭乗。
ROBOT魂版の暁は、武装違いの2種類で同時リリースされました。
付属の本体自体に差異は無いので、暁 & 暁可翔の2セットを
今回はまとめて紹介いたします。
共通本体
暁、暁可翔どちらにも付属する共通の本体。
月下をスッキリとさせたようなデザインで、量産機感が強くなりました。
月下からの流用は少なく、8割がた新規パーツとなっています。
ふくらはぎの高機走駆動輪(ランドスピナー)の展開と、
コクピットハッチの開閉が可能。日本製KMF共通のギミックです。
コクピットブロック下部にスタンドを刺すための穴があります。
しかし、飛翔滑走翼を取り付けると穴が覆われてしまい
スタンドを取り付けることが出来なくなります。
暁可翔こそスタンドが必須なのに、この仕様はとても残念です。
左胸の飛燕爪牙(スラッシュハーケン)射出状態はオミットされています。
可動範囲
シンプルになったデザインの恩恵か、可動範囲(特に下半身)は
月下より広めになっていると感じます。
相変わらず下半身の保持力は緩めですが。
暁 付属品
本体付属の平手の他、武器持ち手が左右付属。
バズーカ。
バズーカはアタッチメント部のアーチ状パーツが取り外せ、
一部を可動させることで腕部に簡単に装着することが可能。
グレネードランチャー(粘着輻射弾)。
グレネードランチャーは手首を取り外した腕にそのまま通すことで
装着させます。
バズーカとグレネードランチャーは左右どちらの腕にも装着が可能です。
折り畳み式の廻転刃刀。
手首に持たせます。
ただの暁の方は飛翔滑走翼が無い分、豊富な武装が付属します。
武装は他の月下/暁系のKMFにも装備させることが可能です。
暁可翔 付属品
可翔にも本体付属の平手の他、武器持ち手が左右付属。
ハンドガン。月下のものは砲身が単装でしたが、
暁は二連装に強化されています。
手首を取り外した腕にそのまま通して装着させます。
きつめなので注意が必要です。
左右どちらの腕にも装着が可能です。
飛翔滑走翼ユニットパーツ。
コクピットブロックに装着します。
飛翔翼パーツは非可動なので展開状態しか再現できません。
中央ユニット後部のミサイルハッチは取り外すことができ、
ミサイル発射状態を再現可能。
後に可動式の飛翔翼がウェブ限定で発売されましたが、購入はしていません。
暁可翔の方は飛翔滑走翼が付属する分、武装はハンドガンのみです。
武装は他の月下/暁系のKMFにも装備させることが可能です。
機体比較
先代機の月下と並べてみます。
月下単体だとシンプルなイメージがあったんですが、
こうやって暁と比べてみると結構トゲトゲしていて強そうに見えますね。
装甲の成型色は同じように見えて、若干異なっていました。
暁可翔と紅蓮可動式を並べてみました。
飛翔滑走翼自体はまったく同じ物でした。
どちらも翼は可動式ではないので、飾る場合はかなりの
スペースが必要になります。
ポージング
おわりに
暁は一般の騎士団員が搭乗する、いわゆる味方陣営のヤラレメカで
活躍は皆無でした。
ガンダムで言うところのジム相当の機体かと思いますが
量産機スキーの自分から見ても、他の量産KMFと比べ
魅力はあまり感じませんでした。
量産機を深める設定の一つとして、名有りパイロットの強化タイプや
カスタム機の存在がありますが、直参仕様がそれに当たるので
玉城機のフル装備仕様くらいしかなかったのも残念です。
コーネリアが使用した火器ゴン盛り機は特殊過ぎますが。
暁一般機は斬月や直参仕様と違い、月下から流用できないほぼ新規デザイン。
別機体に流用できない分、今回のROBOT魂では武装違いで2種類が
発売されましたが、現在でもどちらも在庫を見かけることがありますね。
本体は今までの<SIDE KMF>シリーズ同様に出来がよく、
さらには武器セットとして見ても大変優秀なので
2セットとも複数買いが非常に推奨される商品です。
ですが、惜しむらくは購買意欲を掻き立てるような本編での
活躍が無かったことでしょうか。
ではでは。
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