HGUC 191 RX-78-2 ガンダム(REVIVE) 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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はじめに

今回紹介するガンダムは、
HGUC 「RX-78-2 ガンダム(REVIVE)」です。
キットは2015年7月発売。定価1,000円(税抜)。

RX-78-2 ガンダムは記念すべきガンダムの1作目、
TV版および劇場版「機動戦士ガンダム」で
主人公のアムロ・レイが搭乗する主役機。

2001年に発売されたHGUC 021番から14年を経てリニューアルされた
HGUCのVer.2とも言えるREVIVEガンダム(通称リバガン)です。
1/144スケールのファーストガンダムスタンダートキットとして
より進化を遂げた本キットの簡単フィニッシュレビューをおこないます。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

今回のリバガンキットの製作過程については
下記のページで簡単フィニッシュ製作の手順を紹介しています。

HGUC REVIVEガンダムを簡単フィニッシュで仕上げてみた手順紹介【ガンプラ初心者向け】

素立ち総観

右手にビームライフル、左手にシールドを装備。

いつもは基本装備だけでサブウェポン類は作らないのですが
今回は製作手順を紹介した都合上、ハイパーバズーカも作ったので
腰に装着させてフル装備にしてみました。

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関節構造

関節進化ポイントその1。
首関節は上下ダブルボールジョイントのポリキャップとなったため、
HGUC021と比べてかなり頭部の可動範囲が拡張されました。
顎が引けるようになり俯きポーズも可能です。

関節進化ポイントその2。
腰の接続は棒軸からボールジョイントとなり、
さらに赤いパーツも内部でボールジョイント接続となったため
胴体の可動範囲はHGUC021から劇的に自由度がアップしています。

関節進化ポイントその3。
肩部の接続もボールジョイントに変更。

ボールジョイントになったことで360度、肩ブロックの可動自由度が上がりました。
胸を張ったポーズもとれます。

関節進化ポイントその4。
股関節はHGUC021のボールジョイントから、2010年代よりスタンダードとなった
軸関節の組み合わせになったことで、ここも劇的に可動範囲がアップしました。

足首関節。
ここだけはHGUC021とほぼ同じ構造のままで、進化は残念ながら見受けられませんでした。

ヒジとヒザ関節もKPS素材の二重関節となり、HGUC021と比べて
可動範囲は足首以外、比較にならないほど進化しているようです。

ガンプラは素立ちで飾る派のため、
普段はあまり激しいポーズをとらせないのですが
可動範囲の進化がより確認できるよう、RX-78の印象的なポーズを
とらせてみました。
どれもカッコよく決まり感動します。

合わせ目

本体の合わせ目箇所はかなり少なくなり、パーツ構成も進化ポイントです。

頭部ヘルメットが前後貼り合わせ。

脚部はスネ前面とふくらはぎ面に合わせ目あり。
本体の合わせ目箇所は以上となります。

武器類のパーツ構成の進化はあまり無く、ライフルは左右貼り合わせで
中心に合わせ目が出るままでした。
その他、ハイパーバズーカにも中心に合わせ目があります。

部分塗装

もともとRX-78はシンプルなカラーリングですので、
部分塗装が必要な箇所は細かいイエローやグレーくらいで
HGUC021とそこまで変化はありませんでした。

頭部はデュアルアイとバルカン砲部をイエローで、側面ダクト内をブラックで塗装。
赤いクマドリ部が色分けされたのが最大の進化ポイントです。
メインカメラの前後はシールを使用。

目立ちにくいですが襟首パーツのグレーも塗装しています。

胴体の塗装箇所は股間のV字イエローのみ。

脚部もスネのバーニア部のグレーのみでした。

武装ではシールド上部の穴?をブラックで塗りつぶしたくらいです。

スミ入れ塗装箇所も相変わらず少な目です。

注意点

シンプルな機体なのでこれといった大きな注意点はありませんが、
HGUC021と同様、背中のビームサーベルは外れやすいままでした。

キット比較

キット素組みと比較。
ほぼ違いがわからず、手を加える箇所の少ないとても優秀なキットと言えます。

リニューアル前のHGUC021番のRX-78と並べてみます。
全体的にスリムでスタイリッシュとなり、成型色も
ホワイトとブルーがアニメ劇中に近いカラーへ変更されているようです。

その他、造形部分で劇中に近くなったと思われるポイントは
顔の赤いクマドリの面積が広くなった点と、シールドが縦に細長くなった点でしょうか。
小さくなったスリッパも好印象です。

HGUC 021 RX-78-2 ガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★★★☆ 星4つ

なんと言っても、可動範囲の進化により素立ちのカッコよさも進化していました。
足首のみ、可動範囲が狭いままだったことと
未来に必ず出るであろうリニューアルHGスタンダードキットへの更なる期待を込めて
今回は星4つとさせていただきました。

思起 RX-78-2 ガンダム

これまで様々な映像作品、漫画作品、スケール、グレード、玩具、
デザイナー、実物大で、その時代時代に合わせた数多くのデザインアレンジがなされてきた
RX-78初代ガンダムですが、
皆さんにも必ず、コレ!という劇中イメージのガンダムや
好みのアレンジのガンダムがあるかと思います。

劇中イメージに近付けた近年の立体物としては
MG2.0やROBOT魂ver. A.N.I.M.E.が代表的かと思いますが、
私の中でのRX-78の劇中イメージにかなり近い造形だった立体物は
「サウンド戦士」でした。

また、世代でしょうか。
RX-78のアレンジデザインと言えば、やはり「Ver.Ka」です。
カトキハジメ氏当時のデザイン画通りの1/144スケールHGの立体化を
いつまでも熱望しております。

おわりに

今回のHGUC 191 RX-78-2 ガンダムは、
RGやG30th、HGオールガンダムプロジェクトで培った技術を盛り込んだ
10数年のガンプラの進化を存分に感じることができる
傑作の部類に入るキットだと言えるでしょう。

色分けや可動性だけではなく、
極力パーツを少なくした作りやすさや据え置きの価格等、
ガンプラ初心者の方でも肩ひじ張らずに手を出せる
入門にも最適なスタンダードキットとしての部分も
うまく021番から引き継いで進化しております。

入門キットとしてはエントリーグレード(EG)が後年発売されましたが、
本キットも1/144スケールのスタンダードキットとして
常に店頭やネットで購入できるように生産を続けていってほしいものです。

ではでは。