HGUC 167 ガンダムF91 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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はじめに

今回紹介するガンダムは、
HGUC 167「ガンダムF91」です。
キットは2013年12月発売。定価1,200円(税抜)。

ガンダムF91は劇場版アニメ「機動戦士ガンダムF91」で、
主人公のシーブック・アノーが搭乗する主役ガンダム。

ガンダムビルドファイターズ無印放送時に展開されていた
オールガンダムプロジェクト(AGP)で、各作品の主役ガンダムが
続々とリリースされました。
そのラインナップの1体として1/144スケールで初めてキット化された
新時代の小型MS、HGUCガンダムF91の
簡単フィニッシュレビューをしたいと思います。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

素立ち総観

装備はビームライフルと、背中に装着されたVSBR(ヴェスバー)。
ビームランチャー、ビームシールドはオミット。
フェイスオープンや肩部フィン展開もオミットしています。

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関節構造

首関節はポリキャップのダブルボールジョイント。

頭部の可動範囲は広く、俯きも余裕です。

胴体は腹部と腰部で二つのボールジョイント。

肩関節は非常に珍しい構造。
胴体にボールパーツ、肩アーマーに受けのポリキャップが内蔵されています。

肩のスイングも可能で胸も張れます。

股関節は近年主流となった、棒軸の複合構造。
保持力と可動性を両立させています。

足首関節構造。アンクルアーマーは中間パーツの裏から
ボールジョイントで接続します。接地性はまずまずです。

ヴェスバーは脇下のレールに沿うように前方へ動きます。
付け根はボールジョイントではなく棒軸の組み合わせですので
フレキシブル性は低いですが、射角は十分取れます。

胴体と繋がる要所の関節はポリキャップで、ヒジやヒザ関節、
ギミック系はKPSを使用した構造となっています。

合わせ目

頭部の側面。

肩アーマー上面。

ふくらはぎ上部。

ヴェスバーの中心。

ビームライフルの白パーツ上部に合わせ目が出ます。

本体正面から見た時に目立つ合わせ目は無いので優秀です。

部分塗装

頭部。
前後メインカメラとツインアイをメタグリーン、
バルカン部をイエローで塗装。

肩アーマーの「F」と「91」マークをレッド。
胴体のメガマシンキャノン部をイエロー、ダクト内部等をブラックで。
脇のヴェスバーのレールパーツをグレーで塗装。

肩アーマーの下部とサイドのバーニア内を、イエローとブラックで塗り分け。
肩部フィンパーツのラインをホワイトで塗装。

腰フロントアーマーのバーニア内、
サイドアーマーとビームシールドの▽部やビーム発生部を、イエローとブラックで塗り分け。

ヒザの▽部は、
裏パーツにイエローを塗った後にヒザアーマーを取り付けることができるので、
塗り分けが簡単な構造になっています。

アンクルアーマー横のバーニアは、パーツ抜きの関係か彫りが甘く
イエローとブラックの塗分けが難しいので、ブラックのみで塗装しています。
ソールパーツの先端と横のモールド内をグレーで塗装。

バックパックのバーニア多数をイエローとブラックで塗り分け。

リアアーマーのバーニアとふくらはぎの▽部も
イエローとブラックで塗装。

ヴェスバーの一部をブルー。

ビームライフルのカメラ部をメタグリーンで塗装。

注意点

サイズが小さい上に、全身の細かいスラスター等の塗り分けが必要。

キット比較

RX-78-2ガンダムと並べて比較。
15m級のF91と、18m級のファースト。
1/144スケールでこのサイズ差が再現できたことに感動します。

HGUC 021 RX-78-2 ガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

劇場版つながりでνガンダムと並べてみます。
さらにエグいサイズ差に^^;
逆シャアからF91の30年間の技術革新に驚きを隠せません。

HGUC 086 νガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★★★☆ 星4つ

現時点で最新の関節フォーマットにより、
素立ちはカッチリ決まります。

上半身、特に肩が大きく下半身が細い旧MG体型なので、
もう少しデザイン画寄りなら完璧だったと思います。
顔は残念、相当似てないです。

思起 ガンダムF91

劇場版作品は小学生の頃、兄が借りてきたビデオで鑑賞したのが初でした。
ラフレシア戦後、セシリーと抱き合った後にスタッフロールが流れたのを見て、
まだ敵が残ってるのにこれで終わり?
が当時の感想でした。

劇場作品ということもあり戦闘シーンは細かく迫力たっぷりですが
全体的に飛び飛びとなっているシーンが多く、
話を詰め込んだ挙句、先述のラストシーンによって
かなり中途半端な印象となっていました。

いろいろと知識を得た今であれば、かなり面白く観れる作品です。
ただしこれは他のどの作品でも同様ですね。

それから、ラフレシアへのトドメの一撃は
フェイスオープンの口からビームだとずっと思っていました。

F91自体については、
SDガンダム世代の私にとって、当時はゲームや戦国伝で優遇されまくりで
ガンダムのザ・主人公でした。
スーパーファミコンのゲームパッケージには大体F91が描かれていたイメージです。

F91のデザインも曲線主体で、胴体のエンジンのような意匠も独自性があって好きです。
なんと言っても、ヴェスバーという必殺武器の存在が子供心をグッと掴んでいました。
分身に理屈を付けた、質量を持った残像(MEPE)も最高です。

ガンダムF91のキットは、旧1/100、旧MGのどちらも組んだことがなく
今回のHGUCが初めてです。
子供の頃、旧1/100のシステムインジェクションのいろプラに憧れていましたが
結局購入には至りませんでした。
SDでは、モチーフとなったBB戦士の烈光と三国伝の姜維を組んだことがあります。

その他、ROBOT魂のF91は
劇中イメージ通りの造形で、ポーズがガシガシと決まる
かなり神がかった出来なのでお気に入りです。

おわりに

HGUC 167 ガンダムF91は、AGPのラインナップとして
本格的に関節にKPSが使用されるようになった時期のキットです。
KPSの導入により、UC120年代以降の小型MSもHGでリリースが可能となり
F91も今回初の1/144キット化となりました。

小サイズながらそのクオリティは2010年代の高水準なものとなっています。

ただしそのサイズ感により、簡単フィニッシュで仕上げるのは
若干難易度が高いかもしれません。
特に全身のバーニアのイエロー色分けを再現しようとすると、なかなかハードです。

また、AGPとして駆け足気味にリリースされたためか
評判の良くなかった旧MG寄りのプロポーションになっているようです。
じっくり詰めれていれば、さらに評価が上がったキットになっていたことでしょう。

ではでは。

クロスボーン・ガンダムX1のレビューはこちらです。

HGUC 187 クロスボーン・ガンダムX1 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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