HGUC 155 ガンダムEz8 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

スポンサーリンク
HG歴代ガンダム
スポンサーリンク

はじめに

今回紹介するガンダムはHGUC 155「ガンダムEz8」です。
キットは2013年4月発売。定価1,600円(税抜)。

OVA「機動戦士ガンダム第08MS小隊」で
主人公シロー・アマダが搭乗する
後半の主役ガンダム。

HGUC 079 陸戦型ガンダムから約6年もの
間が空きましたが、陸ガンの改修機としての
プロポーションを統一させつつ、
流用パーツの無いまったくの新規設計。
そのため、出来の良かった陸ガンからさらに
ワンランク上のクオリティが楽しめます。

2000年代後期のHG00セカンドシーズンより
採用された小型ポリキャップを使用し、
可動性と作りやすさを兼ね備えたABSレスの
キットとなっております。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

素立ち総観

装備はビームライフルとシールド。
100mmマシンガンも付属しますが、陸戦型ガンダムの
方に装備させているためビームライフルを選択。
パラシュートパックもオミット。

スポンサーリンク

関節構造

首は根本も動くダブルボールジョイント。
しかしチンガードが干渉して首が引けません。

腹部と腰部で二重のボールジョイント。
自由度はほとんどありません。

肩部の付け根はボールジョイント。
ある程度胸が張れます。

股関節はボールジョイントではなく
軸を組み合わせた関節。
もも横ロールにより可動範囲が上昇。

足首のボールジョイント。

先に述べた通り、関節はABS主流から
小型ポリキャップにシフトし、
可動範囲と作りやすさが両立されています。

合わせ目

頭部はトサカ部と側面に合わせ目あり。
トサカの右側は短い方のロッドアンテナが
あるため、合わせ目消しは困難。

胴体上部と肩アーマーの上部。

前腕の前後。

脚部はすねとふくらはぎに出ます。

バックパックは上部や側面に
ガッツリ。処理は結構大変です。

白いパーツのみモナカ割りのビームライフル。
塗装しているため目立ちません。

部分塗装

頭部。長いロッドアンテナをグレーで塗装。
ツインアイとチンガード中央、
ロッドアンテナ先端をレッドで塗装。
メインカメラ前後はシール使用。

メインカメラとツインアイが
両方赤なのは珍しいですね。

首周り内部をグレー。
胸の「81」はマーキングシール。

足首内部のシリンダー部をグレー。

武器類は陸戦型ガンダムから
そのまま流用している設定の為、
ビームライフルは中央部ホワイトと
後部のグリップ等をグレーで塗装が必要。
センサーは付属シール。

シールドも中央部のホワイト、
上部取っ手部のグレー、
先端クロー部をブルーで塗装。
ほぼ全塗装が必要です。
「08」マークはシール。

部分塗装については、武装の設定カラーを
再現しようとすると結構大変です。
機体本体は元の設定カラーがシンプルなため
塗装箇所は少な目です。

注意点

特に大きな注意点はありません。

キット比較

改修元設定のHGUC 079 陸戦型ガンダムと比較。
バランスは見事に統一されています。

HGUC 079 陸戦型ガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★★☆☆ 星3つ

左手に握り拳があるのが高ポイント。
ポリキャップの確実な保持で
素立ちもカッチリ決まります。

ただ、デザイン上仕方がないのかもしれませんが
首を引くことができれば星4でした。

思起 ガンダムEz8

OVA「機動戦士ガンダム第08MS小隊」の
作品については、陸戦型ガンダムの
記事で述べた通りです。

Ez8はその設定、デザインともに
バリバリ好みの機体です。

予備パーツの少なかった陸戦型ガンダムを
有り物のパーツで現地改修。
スペックはむしろダウンしているが、
パイロットの要望を反映させた適正化により
総合戦闘力はアップしているという地味な強化設定。

アンテナをロッドタイプに変更し
ヘルメットを思わせる頭部デザインに、
ホワイト(クリーム色?)を基調とした
これまた地味なカラーリング。

ヒーロー性を徹底的に廃した主人公機ですが、
重厚な地上戦を丁寧に描写している
08小隊の作風と大変マッチしており、
他には無いミリタリー感が溢れる主役ガンダムですね。

戦闘シーンでは、何と言ってもノリス駆る
vsグフカスタム戦という名バトルがあるのが◯。
個人的にはvsマゼラアタック隊での、
胸部バルカンをばら撒き地雷を破壊しながら
サーベルで追撃するシーンもお気に入りです。

過去のキットもかなり恵まれていると思います。

旧HGはプレイバリューがかなり高く、
胸部アーマーの開閉や左平手、シローフィギュアの付属。
パラシュートパックのビニールベルト再現
(ベルト留め具が個別パーツで再現されており、
シールで再現された今回のHGUCより優秀です)等、
傑作と言われる旧HGグフカスタムに匹敵する良キットでした。

MGも小さ目のビームライフルに目を瞑れば、
力強いプロポーションで今の目で見てもカッコいいと思います。

おわりに

今回のHGUC 155 ガンダムEz8は、
HGUCシリーズも150番目を越し
高クオリティなキットが安定して供給される中で
リリースされましたので、出来は申し分無しです。

HGUC 079の陸戦型ガンダムとプロポーションを
合わせながらも、関節周りがより
ブラッシュアップされた構成になって組み立てやすさが向上。

陸ガンより合わせ目が目立つ箇所と
武装の塗装箇所が多くなっていますが、
私のようなEz8好きな諸兄にも
おススメのできるキットになっております。

ではでは。

コメント