HGUC 111 ダブルゼータガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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はじめに

今回紹介するガンダムは
HGUC 111「ダブルゼータガンダム(ΖΖガンダム)」です。
キットは2010年06月発売。定価2,300円(税抜)。

ダブルゼータガンダムはTVアニメ
「機動戦士ガンダムΖΖ」で主人公ジュドー・アーシタが
ゼータガンダムに続いて搭乗する後半の主役ガンダム。

キットは専用パーツを使用した組み替えにより、
Gフォートレスをはじめ、ネオコアファイター、コアトップ、
コアベースの各戦闘機形態への変形・分離・合体が可能。
カラフルな機体カラーも細かいパーツ分けにより、
よく再現がされています。

HGUCも100番を超え、逆襲のシャアシリーズや
HG00二期シリーズ以降で格段にクオリティがアップした中で
リリースされたHGUCダブルゼータガンダム。
組み替え変形によるMSとMA形態のスタイルが
両立された本キットを見ていきましょう。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

素立ち総観

装備は右手にダブルビームライフル。
Gフォートレスなどへの変形・分離・合体はオミットしています。

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関節構造

首は一軸ボールジョイントで、基部の根本を
若干後ろに倒すことができます。
俯きポーズは微妙。

上半身が重いため、腰は大きめな径の
ボールジョイント接続。保持力はあります。

肩の接続は棒一軸で、根本が少しだけスイング可能。

脚部は、股との接続はボールジョイント。
さらにもも上部にロール軸あり。

足首のボールジョイント。

合わせ目

頭部ヘルメットは一体成型のため合わせ目が出ません。
ただしパーティングラインの処理は必要です。

腕部は肩アーマー内部にあるのみ。

脚部はもも上のグレーパーツと、太もも裏、
かかとに合わせ目が出ます。正面からは見えません。

ダブルビームライフルにはガッツリ合わせ目がでます。
ブルーのライフル基部とセンサー、グレーの二つの砲身
すべてで真ん中割りです。

本体は合わせ目が出ないよう非常に頑張っているのに、
ライフルの造りは残念でした。

部分塗装

ツインアイをメタグリーンで塗装。
後頭部のカメラにはシールは付属していません。
しかも塗装するのを忘れてしまいました。ほぼ見えませんが。

コクピットハッチ上部をグレーで塗装。
胸部左右のイエローダクト内ブラックは付属シール。

股間上下ブルーのダクト内をレッドで塗装。
直接ガンダムマーカーのレッドを塗ったため
全然発色しませんでした。
サイドアーマーのイエローダクト内ブラックも付属シール。

腕部は手首付根をグレーで塗装。

スネ正面のブルーダクト内をレッドで塗装。
外側のイエローダクト内は付属シールのブラック。

ひざの先端をレッドで塗装。

ふくらはぎバーニアの内部をレッド塗装。
左右のイエローダクト内のブラックは付属シール。

足の甲内のグレーを塗装。
左右のイエローダクト内はブラックの付属シール。

ダブルビームライフルはコクピット近くのイエロー、
センサー後部のパイプをグレーで塗装。
センサー内部は付属シール、センサー下の
四角いダクト?内をブラックで塗装。

注意点

組み立て後の注意点となりますが、
トップヘビーなスタイルにより後ろに転倒しやすいです。

キット比較

素組みキットと比較。
素組みも驚異の色分け再現です。

HGUC 041 ゼータガンダムと一緒に。
ダブルゼータの方が小顔ですね。

HGUC 041 ゼータガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★★★☆ 星4つ

プロポーションと色分けはすごく頑張っていますが、
各部干渉して固い動きしかできないのと、ダブルビームライフルが
しっくり持てないため、マイナスありです。

思起 ダブルゼータガンダム

私が機動戦士ガンダムΖΖを初めてまともに見たのは、
Ζガンダムと同じく小学生時代の朝の再放送でした。
Ζに引き続き、ΖΖも放送して頂いた当時の
地方TV局の担当に方には感謝の言葉を送りたいです。
(しかもプレリュードΖΖまで放送して頂けて大変グッジョブでした)

ΖΖという作品は、放送当時より賛否両論であったと
今でも聞き及びます。今でこそ様々なアナザー作品が
制作され評価の敷居が低くなっていますが、
当時ファーストとΖしかガンダム作品が存在しない中で
Ζ直接の続編がああもガラリと雰囲気が変わってしまったら
往年のファンが拒否反応を起こす心理も当然理解できます。

シリーズ後半から徐々に今までと近い路線へシフトして
いくのですが、前半に植え付けられた
各々のマイナスイメージって、
かなり強く残ってしまうものなのでしょうね。

私は、非常に楽しく観れる好きな作品です。
Ζよりリピート率は高いです。
キャラクターの行動目的がはっきりしてるのがいいですね。

近年、ガンダムUCでΖΖの設定をけっこう拾って
くれてるのも嬉しかったです。

ダブルゼータガンダム自体は、初めて買った
SDガンダムカードダスで1枚目に出たキラカードだったので、
その思い入れが大きいです。
昔のSDガンダムではダブルゼータは大概デブマッチョキャラで
鈍足イメージだったんですが、本編では高機動でしたね。
また、なんといってもスパロボのハイメガキャノンの印象が強いです。

私が初めて触れたダブルゼータのキットは、旧HGキットでした。
1/144サイズながらほぼ設定通りに変形・分離・合体ができて、
設定カラーもシステムインジェクションにて
よく再現されており、大変気に入っていたキットの一つでした。

ゼータガンダムの変形がデザイン上立体再現が難しかった反省からか、
ダブルゼータの変形は立体化しやすく考えられていて、当時から
上手く再現されたキットが多かったですね。

おわりに

HGUC 111 ダブルゼータガンダムの組み替えによる変形や
頭部ヘルメット等の一体成型パーツ抜き技術は、
41番のゼータガンダムや86番のνガンダムといった
評判の良いこれまでのガンダムキットからのフィードバックが
すごく活かされていると思います。
各形態を再現出来るプレイバリューの高さは特筆すべき点でしょう。
MS形態でのスタイルも破綻なく上手くまとまっていると思います。

ただし、元が複雑なデザイン上仕方がないのですが、
巨大なバックパック、
横に飛び出た肩アーマー、
両腕のウイングシールド、
脚部に接続されたサイドアーマー、
特殊な形状のダブルビームライフルなど、
干渉箇所がかなり多く可動範囲は狭いです。

動きのあるポーズはもちろん、カッコよく素立ちさせようと
するだけでも難易度は高めのキットとなります。


これがやりたかったんですよ!ガンダムチーム!!
こんな部隊を敵にして逃げ出さなかったネオジオン兵士は尊敬に値します。
(使用している百式は、HGUC 048 百式+メガバズーカランチャー
付属の素組みです )

HGUC 053 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様) 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

バンダイ様、1/144メガライダーのキット化を是非に。
あとフルアーマーΖΖもそろそろ。

ではでは。

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