HGUC 047 ガンダムNT-1(アレックス) 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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はじめに

今回紹介するガンダムは
HGUC 047「ガンダム NT-1」です。
キットは2004年5月発売。定価1,500円(税抜)。

OVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」で
主人公ではありませんが連邦軍のテストパイロット
クリスチーナ・マッケンジーが搭乗するガンダム。
通称アレックス。

2003年~2004年にかけて
HGUCでポケ戦の機体が立て続けに
発売された時期があり、
そのポケ戦ラッシュの大本命として
リリースされたのが
作品唯一のガンダム、NT-1アレックスです。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

素立ち総観

装備はビームライフルとシールド。
キットのメインプレイバリューとして
チョバムアーマーも付属しますがオミット。

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関節構造

首は一軸ボールジョイントですが
根本が若干前後に可動します。
それにより俯きポーズが可能。

腰は棒一軸。

肩ブロックは引き出し関節等はなく
棒が突き出しているのみ。
胸を張ったポーズは不可能です。

股関節のボールジョイント。

足首のボールジョイント。

合わせ目

頭部は頭頂部から側面にかけて。

胴体は上部と側面部。

腕部は肩内部、
前腕には手首の付け根に若干あります。
肩アーマーはパーツ分けで合わせ目が
出ないよう工夫されています。

脚部はもも前後、
アンクルアーマーは前後に出ますが
中心ではなく内側寄りにあります。
すね部はパーツ分けにより合わせ目が出ません。

ビームライフルはモナカ割りですが
前方部は目立ちません。

部分塗装

ツインアイをメタグリーンで塗装。
メインカメラ前後は付属シール。

胸上部左右の四角バーニア(ダクト?)内部をイエローとブラック。
アップだとブラックがヘロヘロです(泣)

腰上部左右の四角バーニア内部、
センターブロック丸バーニア内部をイエローとブラック。
V字もイエロー、その周りをブラックで。

肩アーマーやバックパック、腰後部にある
無数の丸バーニア内部をイエローとブラック。

脚部はひざ上部をレッド、
すねの四角バーニア、内側くるぶしの
丸バーニアをイエローとブラックで塗装。
ふくらはぎバーニアの内部をブラック。

シールド上部の「ALEX」は付属のマーキングシール。

アレックスも全体的にハイディテールなため
スミ入れ箇所が多いです。

また、白の成型色が他のガンダムとは違う
独特なピュアホワイトとなっています。

注意点

とにかくバーニア内部のイエローとブラックの
塗装箇所が多いです。
ガンダムマーカーのイエローで塗ったあと、
スミ入れペンブラックでなぞる方法だったため、
一発勝負状態で無残な結果に…。

キット比較

HGUC 021 RX-78-2 ガンダムと比較。

同じ一年戦争時期の機体とは思えませんね。

ガンダムVer.Kaはアレックスから
逆算したデザインだと
聞いたことがあります。

HGUC 021 RX-78-2 ガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★☆☆☆ 星2つ

可動範囲はRX-78と同等で
HGUC初期の標準程度ですが
肩の前後可動がありません。

プロポーション的にも胴体が短く感じます。
(設定画通りといえばそうなのですが)

特にマイナスなのがシールド。
他の機体と比べて
シールド装備ポジションがかなり
上寄りとなります。

キマリ度は残念ながら星2つとします。

チョバムアーマー装備時の方が
素立ち評価は上がるかもしれません。

思起 ガンダムNT-1

通称のアレックス呼びの方が
しっくり来る方が多いと思います。

0083 ポケットの中の戦争は
OVA作品でしたが
当時兄がレンタルしたビデオを
鑑賞する機会がありました。

主人公アルと同年齢くらいだったので
やるせない結末がとても印象的でした。

大人になった今も
バーニィが逃げずに闘いを決意していくシーン、
アルに送ったビデオレターのシーンは
何度見てもグッとくるものがあります。

NT-1アレックス自体は、ポケ戦が
ジオン視点の作品のため主人公機ではなく
かたき役的なポジションでした。

私も含めてですが
ガンダムの中では人気は
そこまでかもしれません。

プラン通りアムロが搭乗することに
なっていたら、というIFの
活躍も見てみたいですね。

NT-1アレックスのキットとしては
旧1/144もMGも組んだことはなく、
モチーフとなったBB戦士の
新荒駆主を小学生の頃に購入したくらいです。
SD戦国伝では優遇されていましたね。

後にガンダムトリスタンが
その設定に基づきHGUC NT-1アレックスの
金型を流用して発売されましたが、
設計の古い関節パーツをメインに
流用していたため、結果
評価の低いキットとなってしまいました。

トリスタンが新規設計で発売されていれば、
NT-1アレックスのHGUCリニューアルキットが
出ていたかもしれないのが残念です。

おわりに

今回のHGUC 047 ガンダムNT-1は、
評価の高いGP01やΖガンダムの
後に発売されたキットとしては
少々平凡な出来と言えるかもしれません。

チョバムアーマーを付属させつつ
価格を抑えた影響でしょうか。

全身のバーニア内塗装が多く
簡単フィニッシュの難易度は高めです。

初期に製作した機体の中では
一番作り直したいキットです。

ではでは。

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