HGUC 041 ゼータガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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はじめに

今回紹介するガンダムは
HGUC 041「ゼータガンダム(Ζガンダム)」です。
キットは2003年10月発売。定価1,600円(税抜)。

ゼータガンダムはTV版および劇場版「機動戦士Ζガンダム」で
主人公カミーユ・ビダンが搭乗する後半の主役ガンダム。
また「機動戦士ガンダムΖΖ」では主人公
ジュドー・アーシタが前半に搭乗。ジュドーが
ダブルゼータガンダムに乗り換えた後はルー・ルカが主に搭乗。

2017年に「GUNPLA EVOLUTION PROJECT」の
リニューアルキットとしてHGUC 203 ゼータガンダムが
発売されましたが、今回はリニューアル前の
41番の紹介となります。

キットは専用パーツを使用した組み替えにより
ウェイブライダーへの変形が可能。
MS形態 とWR形態のプロポーションの両立を実現しています。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

素立ち総観

装備はビームライフルとシールド。
ハイパーメガランチャーも付属していますがオミット。
またウェイブライダーへの変形もオミットしています。

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関節構造

首はABS製の一軸ボールジョイント。
ですが可動性は高く、俯きポーズが
ズバリはまります。

腰は棒一軸。

肩も棒一軸。
胸を張ったポーズは不可。

股と足首のボールジョイント。
開脚と接地性はそこそこ。

変形のため、一部ひざ関節等に
ABSが使用されています。

合わせ目

頭部は前後張り合わせのため
頭頂部と側面に。

胴体は肩の白い六角形のパーツと
青い胸パーツの側面部に出ます。

腕部は前腕内側のグレー部分の真ん中に出ます。

脚部はもも正面とすね正面に。
特にすねはパーツがギッチリのため
ハメ合わせが難しく、接着剤だけでは
合わせ目を消すのは難しいです。

背中は左右フライングアーマーが
前後張り合わせのため、大きく合わせ目が出ます。

長めのビームライフルは中部から後部にかけて
モナカ割りです。

シールドは先端部に出ます。

部分塗装

頭部はツインアイをメタグリーンで塗装。
前後のメインカメラは付属シール。

胸の左右インテーク内部をブラックで塗装。

腕部。
肩部、前腕、シールドの細かい
イエロー部を塗装。
前腕下部のホワイトも塗装。

脚部も細かいイエローを塗装。
足首正面のグレーを塗装。

背中はテールスタビライザーの先端と
フライングアーマー左右レッドと上部ホワイトを塗装。

ビームライフルは
先端、グリップ付根、エネルギーパックをグレー、
細かいイエロー部分を塗装。

注意点

頭部アンテナはガンダム系には珍しく
安全対策のフラッグが無し。
その分太目ため、先端を細く削った方が
カッコよくなるでしょう。

また、手足の細かいイエロー塗装が多いのと、
フライングアーマーのレッド部分の塗装が
厄介です。

キット比較

キット素組みと比較。

素組みでも十分カラフルで見栄えよし。

続いて前半主役機のMk-IIと。

HGUCゼータガンダムとガンダムMk-IIの比較

ブルーが入るだけでヒーロー感が
むちゃくちゃ上がりますね。

HGUC 053 ガンダムMk-II(エゥーゴ仕様) 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★★★★ 星5つ

可動範囲はそこそこなんですが、
各パーツ形状とバランスの妙で
ゼータの鼓動が聞こえてきそうなほど
最高にカッコいい素立ちが決まります。

私的に星5点満点です!

思起 ゼータガンダム

TV版「機動戦士Ζガンダム」の作品については、
ガンダムMk-IIの記事で述べた通りです。

劇場版「機動戦士Ζガンダム」3部作については、
少々もったいなかったなあ、という印象ですね。
Ζガンダムという作品の持つ力を信じて、もう少し
予算が頂けていれば、ファースト3部作のように
長くファンに愛される作品になったのではないでしょうか。

後半主人公機であるゼータガンダムは、
その変形機構とキャッチーな見た目で
幼少期には1番好きなMSでした。
第2作目であのゼータのデザインを産み出せたことは、
ガンダムというコンテンツがその後に脈々と続いていく
一因となったと言っても過言ではないはずです。

私が初めて触れたゼータのキットは、Mk-IIと同じく
兄が所有していたハイコンプリートモデルです。
1/144相当のスケールながらウェイブライダーへ
ほぼほぼ完全変形し、私はこのモデルで
ゼータの変形プロセスを学びました。

その他、過去に旧1/100、旧HG、MG1.0も組んだ
経験があります。やはりどのキットも
当時の技術での変形再現に伴うMS形態の
プロポーションと可動の両立の難しさが現れていました。

変形再現の困難さも含め、RX-78に並ぶほど
往年のガンダムファンには思い入れの深い
ガンダムの一つでしょう。

おわりに

HGUC 041 ゼータガンダムは、1/144スケールにおける
ウェイブライダー変形とMS形態での
可動プロポーションの両立に、大胆な組み替え変形という
1つの選択を見せてくれました。
この選択は後に発売されたRGやリニューアル版HGUCを見ても、
当時の技術レベルにおいての正解に限りなく
近いものだったと感じます。

また、ハイパーメガランチャーの付属など、
1/144で決定版のゼータガンダムを作ってやろう、という
当時の開発側の気合が大変伝わる傑作キットです。

私もTVでイメージするゼータガンダムがようやく
手に入ったと歓喜したものでした。

リニューアルキットも発売されており、
ガンダムMk-II同様キットの選択肢が
多いゼータですが、MS形態の素立ちは今の目で見ても
まったく見劣りのしないカッコよさですので、
大変おススメできます。

ではでは。

ダブルゼータガンダムのレビューはこちらです。

HGUC 111 ダブルゼータガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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