HGUC 025 ガンダムGP03S ステイメン 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

スポンサーリンク
HG歴代ガンダム
スポンサーリンク

はじめに

今回紹介するガンダムはHGUC 025
「ガンダムGP03S ステイメン」です。
キットは2001年12月発売。定価1,600円(税抜)。

OVA「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」で
主人公コウ・ウラキが搭乗する
後半の主役ガンダム。

HGUCのガンダムの中でも初期のキットですが、
傑作だったHGUC 013
ガンダムGP01 ゼフィランサスを経て、
ハイディテールなデザインを再現した
充実のキット内容となっています。

一番のプレイバリューとなる
フォールディングアーム再現のため、
関節にABSを採用したHGUCで初のガンダムです。
(HGUCシリーズでABS初採用は量産型ズゴックだったかと)

ステイメンのリリース発表当時、まさか
その数ヶ月後に「真なるGP03」が
発売されることになるとは夢にも思いませんでした。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

素立ち総観

装備はGP01と同型のビームライフルと
フォールディングシールド。
フォールディングバズーカも付属しますがオミット。

スポンサーリンク

関節構造

首は一軸ボールジョイント。
首のメカニックパーツにより俯きポーズは不可。

腰は棒一軸。

肩は胴体側からの棒一軸のみ。
胸を張ったポーズは当然できません。

股関節のボールジョイント。

足首のボールジョイント。

合わせ目

頭部は前後張り合わせですが
デザイン上、段落ちモールドとなっているため
合わせ目処理は不要です。

胴体の上部と肩アーマー側面、
背中の左右サーベルラックの
根本にも合わせ目が出ます。

腕部はフォールディングアーム再現のため
パーツ分けが優秀で
前腕の下部に出るくらいです。

脚部は少し残念です。
もも部正面は段落ちで目立ちませんが
すね部正面にはガッツリ合わせ目が出ます。
GP01ではひざが別パーツになっていたのですが…。
脚部裏側とアンクルアーマー正面にも
合わせ目あり。

バックパックは左右サーベルラック後ろ側と、
目立ちませんがテールスタビライザー付け根にも。

モナカ割りのビームライフル。

部分塗装

ツインアイをメタグリーン、
隈取りをレッドで塗装。
前後メインカメラは付属シール。

胴体は首の付け根をグレー、
股間のレッドを塗装。
正面上部のセンサーはシール。

腕部は前腕のフォールディングアーム可動部を
ホワイトに塗装する必要がありますが
ABSパーツのため、当時怖くて塗装を
オミットしています。

脚部はもも上部の丸をグレーで塗装。
足首正面のセンサーはシール。
周囲をブラックで塗装しています。

ビームサーベルのスコープをレッド。

シールドの左右をブルーで塗装。

あとは全身のラインやモールド、ダクト等に
ブラック塗装とスミ入れを施しています。

注意点

腕部にABSが多用されているため
注意が必要です。
また、二の腕ロール部が
若干グラつきます。

頭部のサブアンテナ二本も
折れないように注意。

キット比較

HGUCガンダムGP03ステイメンとガンダムGP01ゼフィランサスの比較

HGUC 013 ガンダムGP01 ゼフィランサスと比較。
キットとしての設計はまったく別物ですが
兄弟機のため、デザイン上では似た部分も多いです。

HGUC 013 ガンダムGP01 ゼフィランサス 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★★☆☆ 星3つ

頭部と肩部の可動範囲は狭く、
ABSを使用している腕部や
ひざ関節部がやや不安定です。

しかし、それを補って余りある
ディテール情報量の多さが個人的にプラスです。
正面より斜めや真横から眺めた方が
テールバインダーが見えて
カッコよさが上がるデザインです。

思起 ガンダムGP03S ステイメン

OVA「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の
作品については、GP01 ゼフィランサスの
記事で述べた通りです。

ガンダムGP03S ステイメン自体は、「真なるGP03」である
ガンダムGP03 デンドロビウムの
コアユニットとしての機能を持った機体です。
単にGP03と呼ぶよりも、ステイメン呼びの方が
デンドロビウムと区別がつきやすいと思います。

当時OVA作品を見たことがなかった私は、
プラモデル等でステイメンのことは知っていても
デンドロビウムの存在は知らず、
後年その異形感と巨大さに驚いたものでした。

劇中ではデンドロビウムでの戦闘が
メインだったため、残念ながら
ステイメン単体での活躍シーンは少な目。

機体のデザインラインはGP01を踏襲し
共通点を残しながらも、頭部アンテナ増設や
テールバインダーによってパワーアップを感じさせる
良いデザインではないでしょうか。

さらに、フォールディングアームの展開や
バズーカ、シールドの変形は、オーキスとの連携を
前提とした大変理にかなった設定だと思います。

MGにて別プランとして新たに
コアファイター機能も設定されましたが、
今回のHGUCにもコアファイターが
何故か付属しています。嬉しいオマケですね。

キットとしては、当時友人が旧1/144を
所持していました。設定身長を若干無視していて
GP01 やGP02よりかなり大き目のキットでした。

自身ではモチーフとなっている
ちーびー戦士の騎士ガンダムGP03jr.を
所有していたことがあります。

HGUCのGP03デンドロビウムはこの先
手を出すことは無いかもしれませんが、
HGメカニクスのデンドロビウムは組んだ経験があります。
1/550の小サイズながらもよく出来ており、
1/144は大きすぎて置き場所がないけれど
デンドロビウムの立体物を手にしてみたい、という方には
大変おススメのキットです。

おわりに

今回のHGUC 025 ガンダムGP03S ステイメンは、
フォールディングアーム再現の都合上、関節に
ABSを使用していますが可動範囲がそれほど
広くなっているわけではありません。

また、機体カラーの設定上、白の成型色が多く
キットそのままの素組みではノッペリとしていて
物足りなく感じるでしょう。

しかし、GP01と同様に全身に渡って
ラインやモールド、ダクト等のディテールが
成形されているため、ブラック塗装とスミ入れを施せば
見違えるほど完成度が上がります。

これほど素組みと簡単フィニッシュで
まったく印象が異なる機体は、
なかなか無いのではないでしょうか。

当サイトのメインコンテンツである、
HGガンダムを簡単フィニッシュで素立ちで飾る、
が一番効果的な1体だと思います。

置き場所が確保できる方がいらっしゃれば、
HGUC 028 ガンダムGP03 デンドロビウムにも
ぜひご挑戦してみて下さい。

ではでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました