HGFC 110 ゴッドガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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はじめに

今回紹介するガンダムは、
HGFC 110 「ゴッドガンダム」(商品表記はGガンダム)です。
キットは2010年05月発売。定価1,800円(税抜)。

ゴッドガンダムはTVアニメ「機動武闘伝Gガンダム」で、
主人公ドモン・カッシュが搭乗する後半の主役ガンダム。

当時、ガンダムUCシリーズをメインで展開していたHGUCで、
突如ガンダムX(HGAW)と共に発表されたHGFCゴッドガンダム。
1/144でリニューアルされた平成アナザーガンダムの
簡単フィニッシュをレビューいたします。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

素立ち総観

シャイニング同様、格闘タイプのモビルファイターのため手持ち武器は無し。
ノーマルモードで握り拳のみの素立ちです。
ハイパーモードへの変形や、各部ハッチオープンのギミックはオミットしています。

背部スタビライザーの赤い羽根には、かなり目立つ肉抜き穴があります。
説明書では肉抜きが正面にくるようになっていますが
背面になるように組み立てることもできます。
付属シールの台紙に、謎の赤い余白がありますので
それを切り取って貼ることで肉抜きを隠すことも可能です。

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関節構造

首関節は珍しくポリパーツではなく、プラスチックのボールジョイント。
おそらくコアランダー合体ギミックにより、ポリパーツを挟むスペースが
無かったからだと思われます。

首の可動範囲は狭く、顎はまったく引けません。

腰の接続はシングルボールジョイント接続。
隙間が目立たないよう、HGUC 021 RX-78-2ガンダムと同じようなスペーサーを
仕込みます。

HGUC 021 RX-78-2 ガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

胴と肩の接続はボールジョント。

肩のスイングにより胸を張ったポーズが可能。

股関節はボールジョイントではなく、軸パーツを組み合わせたタイプ。

HGFCシャイニングガンダムにも引き継がれていますが
リアアーマーが後方へ可動します。

足首関節の構造。
アンクルアーマーはワンパーツで抜かれています。

足首の接地性は低め。

さらにヒジとヒザの可動範囲も狭いです。
格闘ポーズが取れることを期待されるモビルファイターですが
ゴッドの可動性能は低いです。

合わせ目

頭部は側面に合わせ目消しが必要です。

胴体は側面上部に出ますが、あまり目立たなかったので処理はしていません。

肩アーマーは赤いパーツの上部にあります。

あとはコアランダーの側面にも合わせ目がありますが、
モールドっぽくなっているので処理はしていません。

その他、腕や脚は合わせ目が出ない上手い構成になっています。

部分塗装

頭部正面はツインアイをメタグリーン、バルカンをイエローで塗装。
額のメインカメラは付属シールです。
後頭部のダクト内をブラックで。

胴体はマシンキャノン砲口をイエロー。

腰部フロントアーマーは、上部二つの■モールドをブラックで塗装。
青いパーツの黒ラインはシールを貼りました。

肩アーマーは黒ラインをブラックで塗装。
アーマー側面のスラスターもグレーで塗っています。

手首の付け根もグレーで。

ヒザアーマーの▽はイエローとブラックで塗り分け。
その下の黒いダクトはシール。

アンクルアーマーの黒ライン、足首の黒ダクトもシールで。

ふくらはぎのスラスターはイエローとブラックで塗り分けています。

注意点

先に述べたように、背部スタビライザーの肉抜きが非常に目立ちます。
また、エネルギーマルチプライヤー内部が別パーツ化されていないので
ハイパーモードを楽しみたい場合は塗分けが大変になります。

キット比較

前半主役機シャイニングガンダムと一緒に。
数あるガンダム作品の中で、一番感動的な主役交代シーンを
演じてくれた2機です。
ネオジャパンの兄弟機として共通点を発見するのもおもしろいです。

HGFC 127 シャイニングガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

前番組の後半主役機V2ガンダムと。
旧キットを遊び倒した個人的に思い入れのある2機なので、
リニューアルHG化されとても感慨深いです。

HGUC 169 V2ガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★★☆☆ 星3つ

プロポーションに難ありで星は3つです。
シャイニングとの比較画像を見てもらえれば一目瞭然ですが
モモが短く、スネが長すぎます。

思起 ゴッドガンダム

私がGガンダムにハマり出したのは番組後半からですが
そのキッカケは、ある日書店で見かけたホビージャパン表紙の
1/60ゴッドガンダムの姿でした。

そのゴッドのデザインに一目惚れした私は、それから毎週番組を視聴し、
1/144キットを購入しまくりました。これが「ガンダムとガンプラが大好き」な
現在までの私の人格形成の基礎となりました。

「機動武闘伝Gガンダム」という作品について私個人の感想としては、
数あるガンダム作品の中でも1、2を争う完成度を持った作品だと思っております。
原作の無い4クールという長いシリーズで、ダレや矛盾点が無く、
むしろ後半になるにつれ上がり続けたテンションは、
まさに神憑り的なシリーズ構成でした。

放送初期の頃は批判的意見が大半だったようですが、ガンダムの常識をぶち壊し、
熱く、笑え、泣ける。アナザー作品1発目がこの最高にエンターテインメントな
Gガンだったことは、今日まで成長を続けているガンダムコンテンツの
基盤の一つだったと言えるでしょう。

放送終了後に大好きだったミスター味っ子と同じ今川監督だったこと知り、
当時めちゃくちゃ納得しました。

ゴッドガンダムはその名称に考慮の必要があるのか、大半の商品名で
「Gガンダム」表記となっていますね。
海外だとゴッドガンダムはバーニングガンダム、デビルガンダムは
ダークガンダムとなっているそうです。
けれどやっぱりゴッドの方が最強っぽくて中二心がそそられます。

ゴッドのデザインについては、一目惚れしたと先述しているように超ツボです。
頭部のダブルメインカメラと4連バルカンに長めの前後スカート。
背中のスタビライザー6枚羽を開いた後の光輪が特にお気に入りです。

キットは旧1/144と1/100HG、1/60HGEX を所有していました。
旧1/144は定価500円とは思えない充実した内容で、人生で1番
遊び倒したキットかもしれません。

1/100HGの良かった点はエネルギーマルチプライヤーのカバーが差し替え式で
オープン時に顔が隠れないところ。
1/60HGEXでは何と言っても可動指の衝撃でした。プロポーションも力強く、
今でもカッコいいバランスだと思います。

MGも発売当時購入しましたが、かなり劇中のイメージとは異なるアレンジで、
腰フロントアーマーの短い造形が気になりました。
ぜひ劇中再現の佐野作画バリバリの2.0をお願いします。

おわりに

HGFC 110 ゴッドガンダムは、HGUCシリーズのアナザー系ガンダムの先駆けとして
HGAWガンダムXに続いて発売されました。

各パーツごとの造形はカッコいいのですが、期待に反して組み上げた時の
全身のバランスは良いとは言えず。
特に下半身の、長すぎるスネと大きすぎる爪先がかなり印象を悪くしています。

可動域も広くなく、背部スタビライザーの肉抜き等、
マイナス点が目立つキットとなってしまいました。
第1弾のガンダムXが良かっただけに、余計に残念です。

ゴッドは思い入れのあるガンダムなので、プレバンもしくはビルドシリーズ周りで
アップデート可能なパーツが出てくれれば大変嬉しいです。

ではでは。

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