はじめに
今回紹介するROBOT魂は、<SIDE KMF> トリスタン・ディバイダーです。魂ウェブ商店限定。2010年03月発売。定価4,000円(税抜)。
トリスタン・ディバイダーは、TVアニメ
「コードギアス 反逆のルルーシュR2」に登場する
可変ナイトメアフレーム(KMF)。
神聖ブリタニア帝国ナイトオブラウンズの1人、ジノ・ヴァインベルグ専用機
トリスタンを黒の騎士団で強化改修した機体。
頭部とフロートシステムが変更され、ナイトオブワンのギャラハッドから
引き継いだエクスカリバーを手に、皇帝ルルーシュ側についた
スザクのランスロット・アルビオンへ再び闘いを挑みました。
2本のエクスカリバーが特徴的なR2の強敵、ジノのトリスタンを改修した
トリスタン・ディバイダーのROBOT魂をレビューいたします。
本体
トリスタン･ディバイダー本体。
改修前のトリスタン本体との差異は下記です。
・メタリックカラー塗装
・新規デザインの頭部へ変更
・フロートシステムの水平ウイングから飛翔滑走翼へ変更
もともとKMFいち派手なデザインでしたが、メタリックカラーになり
さらに派手さがアップしました。
ただし、経年劣化によりレッドメタリック塗装部に退色が見られました。
丸みあるデザインからロボット然となった新規頭部。
ブリタニア製KMFお馴染みの形状のランドスピナーはボールジョイントで接続可動。
足首の可動がほぼゼロで、背中の重量もアップしていますので
スピナーで支えないと直立は不可能です。
コクピットブロックの後方ハッチも変わらず開閉できます。
コックピット底のスタンド穴も健在ですので、ナイトモード、フォートレスモード
どちらの形態でも浮かせて飾ることができます。
背中の飛翔滑走翼ユニットは、ウイングパーツとアダプタパーツ部が
左右ともコックピットブロックから取り外しができます。
ウイングパーツは設定通り可動箇所などはありませんでした。
付属品
手首は本体付属の平手左右の他、武器持ち手左右のみ付属。
トリスタン時と変更はありませんでした。
ランスロット･アルビオンに分断された、２本の改良エクスカリバーが
ハーケン型MVSに代わって付属。
ギャラハッドが持つ本来のエクスカリバーと比較。
特に金型データが流用されているわけではなく、各部のバランスも変わっていました。
可動範囲
可動範囲もオリジナルのトリスタンに準じています。
相変わらず、腕を広げたり開脚は得意ですが、足首の可動が死んでおり接地性は皆無。
ヒジとヒザも90度程度しか曲がりません。
武装
両腕のメギドハーケンは先端部が展開でき、取り外すことで射出状態を
再現可能。ただし今回もワイヤーパーツは付属していません。
２本のエクスカリバーの装備には、トリスタンのMVS用持ち手がそのまま流用されており
形状がしっかり合わないため保持力は低め。すぐ落ちてしまいます。
ここは専用の手首を用意してほしかったところ。
フォートレスモード変形
トリスタンと同様、本品もフォートレスモードへ変形が可能です。
変形のプロセスは、機体比較の項からトリスタンのレビューをご参考ください。
機首部先端のファクトスフィアも展開することができます。
機体比較
改修前のトリスタンと並べて。
大きく印象は変わっていません。レッドカラー部が若干増えて
パワーアップ感が気持ち出ているでしょうか。
どちらもスタンドを使わないと長時間の直立は不可能となっていました。
フォートレスモードも比較。
横幅は変わりませんが、エクスカリバーのおかげで前後のサイズが大きく増えました。
あらためて見ると、どちらも巡航形態としてのまとまりがあってカッコよいです。
ポージング
おわりに
KMFの中でも独特なデザインだった頭部が変更され、元のカラーリングも相まって
スパロボ感がさらに増したトリスタン・ディバイダーですが、
個人的には改修前のツルンとした頭部の方がインパクトは上だったので
そっちの方向性のまま強化されたデザインにしてほしかったかも。
エクスカリバーを引き継いで装備したのは良い強化感だったと思います。
1本を自在に操っていたギャラハッドの強さも強調できますし。
今回のROBOT魂トリスタン・ディバイダーは、本体の変更点はわずかですが
全体の塗装がメタリック調となり、通常のトリスタンと
できるだけ差別化しようという思いがうかがえました。
フォートレスモードへの変形も健在なので、プレイバリューの高さも変わらずでした。
若干の扱いにくさも相変わらずでしたが。
ではでは。
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