HGUC 187 クロスボーン・ガンダムX1 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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はじめに

今回紹介するガンダムは、
HGUC 187「クロスボーン・ガンダムX1」です。
キットは2014年11月発売。定価1,800円(税抜)。

クロスボーン・ガンダムX1はコミック作品「機動戦士クロスボーン・ガンダム」で、
主人公の一人であるキンケドゥ・ナウが搭乗する主役ガンダム。
後に改修されたX1改・改(スカルハート)には、シリーズ主人公である
トビア・アロナクスも搭乗。

オールガンダムプロジェクト(AGP)にて蓄積した
小型MSのHGモデル化技術を惜しみなく注ぎ込んだ、
人気のクロスボーン・ガンダムシリーズの顔とも言える主役ガンダム、
クロスボーン・ガンダムX1のHGUC簡単フィニッシュを紹介いたします。

※機体本体と基本装備のみに
 ゲート処理、合わせ目消し、部分塗装、スミ入れ、つや消しクリアーの
 簡単フィニッシュを施したキットの素立ちレビューとなります。

素立ち総観

右手にはザンバスターを装備。
近接戦闘用の各種武装やビームシールド、コアファイター脱着等の
ギミックはオミットしています。

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関節構造

首関節はポリキャップで、胴体接続部もボールジョイントな
ダブルボールジョイント式。

ですので頭部はよく動き、かなり下まで俯かせることが可能です。

腹部と腰部で二つのボールジョイント。

肩の付け根はボールジョイント方式。受けのポリキャップは前面に引き出せます。

ボールジョイントなので肩の前後スイングができ、胸を張ったポーズが可能。

股関節は、180度の開脚や太ももでの横ロールが可能な、
可動と保持力が高い棒軸を組み合わせた構造。

足首関節の構造。アンクルアーマーは中間パーツの側面からボールジョイントで接続します。

開脚は180度までできますが、足首の接地限界はこのくらいです。

肘と膝のKPS関節も十分に曲がります。

合わせ目

本体の合わせ目は、肩アーマー側面の白いパーツと脛裏ふくらはぎの中心のみ。
上手くパーツ割りがなされ、正面に合わせ目が出ることはありません。

武器はバスターガンのパーツがモナカ割りです。

部分塗装

頭部はツインアイをメタグリーン、ヘルメット両側面の
傷のようなモールドをレッドで塗装。
額のドクロレリーフはスミ入れしてボカシを入れると雰囲気が出ます。

胴体上部左右のビームサーベル兼ビームガンをイエロー。
胸のフックパーツをホワイトで塗装。

胸の中心のクロスボーン・バンガードの紋章はホイルシール。

肩アーマー。
上部フックパーツの基部をダークブルー、
前面の丸バーニアをイエロー、側面下部をグレーで塗装。
裏側の丸モールドもイエローで塗装しています。

腰サイドアーマーのダークブルー。

ヒザアーマーのダークブルー。

ふくらはぎのモールドをダークブルー、
アンクルアーマーと足首正面のモールド、かかと上部付近をグレーで塗装。

背中のX字スラスターは、基部とメインバーニア4つをダークブルー、
細かいイエロー部を塗装しています。

ザンバスターは縁取りや装飾部分をグレーで塗装。
センサー部のグリーンはシールです。

注意点

サイズが小さくハイディテールな上に、細かい塗り分けが必要です。
腰サイドアーマーが微妙な曲面なので塗り分けが特に難しいかと。
胸の紋章はホイルシールを曲面に貼らないといけないので、浮きに注意。
できれば水転写シールがよかったです。

キット比較

先代機と言ってよいF91と並べて。
クロスボーンはF91と同じくサナリィ製で、元の型式番号はF97だとか。

HGUC 167 ガンダムF91 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

18m級のRX-78-2ガンダムと比較。
設定通り15m級の身長で小サイズですが、ディテールは凄まじいです。

HGUC 021 RX-78-2 ガンダム 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

素立ちキマリ度

評価:★★★★★ 星5つ

漫画版ではなく、カトキ版デザインの立体です。

小サイズの本体にギュッと密度が詰まっていて、可動範囲も広いので
素立ちがバッチリ決まります。

満点のカッコよさだと思います。

思起 クロスボーン・ガンダムX1

「機動戦士クロスボーン・ガンダム」の作品を最初に知ったのは、
PSソフトのGジェネレーションFで初登場した時でした。
同時に閃光のハサウェイもその存在を知りました。

それまでは、あのF91に続編があり
シーブックとセシリーが活躍している漫画があるとは思ってもいませんでした。

実際にゲームをプレイして大まかなストーリーを知ったのは、PS2の
第二次スーパーロボット大戦αです。
クロスボーン・ガンダムは使い勝手が良く、X1~3が味方機として使用できたので
頼りになりました。BGMもカッコいいですしね。

その後に原作漫画無印を読みました。キャラクターの絵柄と非戦闘パートのノリが独特で
第一印象は良くはなかったです。が、読み進めていくと、
戦闘シーンは見やすくケレン味がたっぷり、実にガンダム的な数々の熱いセリフに
段々と引き込まれていきました。

さすが富野御大自らが原作監修しているだけに、数あるガンダムコミック作品の中でも
未だトップクラスの人気を誇っているのも納得です。

ただし、その後の鋼鉄の7人やゴースト等の富野監督が携わってない続編作品を見ても、
その魅力はまったく損なわれてはいませんでした。
やはり長谷川先生のお力あってこそ、クロスボーンシリーズは
名作と成りえたのだと思います。

無印でのX1パイロットのキンケドゥは、クワトロ的な味方側の強キャラですが
主人公トビアをうまくサポートし導いていきました。
最後までどちらか一方の格を落とすことなくトビアと共に活躍しており、
キンケドゥは前作主人公ポジションとしては理想的なケースの一つではないでしょうか。

クロスボーン・ガンダムX1は、カトキハジメ氏得意のF91・V1・V2といった
前後の時代の開発系譜が意識されたデザインです。
宇宙世紀では下手するとギャグになりかねない海賊の記号が散りばめられていますが、
大変カッコよくまとめられていると思います。

X1はノーマル、改、スカルハート、フルクロスとバリエーションの多い機体ですが
私はX1はキンケドゥ機というイメージが強いため、対クァバーゼ用に
スクリューウェッブを装備した改が一番好きです。

クロスボーンX1のキットは今回のHGUCで組んだのが初めてです。
2000年代始め頃には、クロスボーンの立体はGFFくらいしかなかったと
記憶していますが、今やガンプラやフィギュアの各種ブランドでほぼほぼ発売される
定番の人気機体となりましたね。

おわりに

HGUC 187 クロスボーン・ガンダムX1は、先駆けて発売されていた
HGBFクロスボーンガンダム魔王の金型共有キットの真打として、
AGPラインナップがひと段落した頃に待望のHGUC化となりました。

V、F91のリリースからしばらく経っての発売だったので、小サイズの主役ガンダムの中では
上位のクオリティとなっています。

KPS製の関節パーツや新型ポリキャップの使用にも、段々と小慣れ感が出てきていて
違和感が少なくなっています。

ただし、小型MSの宿命なんですが、ハイディテールな機体であるため
簡単フィニッシュにおける部分塗装は高難易度となっています。

ではでは。

クロスボーン・ガンダムX3のレビューはこちらです。

HGUC クロスボーン・ガンダムX3 簡単フィニッシュ ガンプラ レビュー

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